「KPI」とは? (正しい意味と使い方と効果について)
こんにちは。
株式会社ライフデザインワークスの本田です。
企業の目標設定に関係する「KPI」というビジネス用語があります。
今回、ビジネスマンとして最近よく耳にする事が多いこの「KPI」(「KGI」)を説明したいと思います。
1.KPIの意味とは
「KPI」とは、key performance indicator の略で、日本では「重要業績評価指標」や「主要業績評価指標」「重要達成度指標」などと言われています。
組織やチームで設定した最終的な目標を達成するための過程を計測・評価する中間指標のことです。
要は目標達成の為の「プロセスを見える化」したものという事です。
2.KPIとKGI
「KGI」とは、Key Goal Indicatorの略で、日本では「重要目標達成指標」などと訳されます。
KGIは、組織やチームで設定した最終的な目標そのものである「最終ゴール」であり、そのゴールまでの「過程」を測るための中間的な指標がKPIです。
具体的には、KGIが「売上高、前年比30%増」とした場合、「訪問件数」「電話件数」「新規顧客獲得数」「リピート率」といったものがKPIとなります。
3.KPI・KGI設定のポイント
多くの企業が、業績アップのために目標を設定しているかと思いますが、上層部が、ただ漠然と「来期の年間売上げ1億円到達」という目標を掲げたところで、従業員は、企業の一員として、一年間で何をどのくらいこなせばいいのか、具体的にイメージすることは難しいでしょう。
そこで、最終目標(KGI)を達成するためのプロセスに、より具体的な目標となるKPIを複数設定します。
KGIは、1年や3年など長期的な目標であるのに対し、KPIは、定期的に進捗状況を計測し改善する必要があることから、比較的短いスパンで設定します。
また、KGI・KPIを設置する際には、明らかに達成困難な数値とならぬよう注意しましょう。
4.KPI管理と効果
KPIは、ただ具体的な数値を設定するだけで終わっては意味がありません。
それぞれのKPIの達成度を定期的に測定し、課題や改善策を抽出、データ化するなどして、良い点も悪い点もチームで共有することが大切です。
例えば、同じ業務を担当している人が複数いる場合には、目標を達成した人と未達成だった人とを比較することで、どうすれば達成できるかというノウハウを導き出し、それによって、未達成だった人もクリアすることができるようにします。
5.最後に
企業において、上司からただただノルマを示されて、それをただ達成する事、モチベーションを高く保つ事は容易ではありませんし、それを継続していくことは尚更のことです。
(それが仕事だと言われると元も子もありませんが。)
その上でKPI管理は、個々のモチベーションを高め、企業全体の業績向上に繋げるのに適した戦術と言えるのではないでしょうか。
【出典】
https://news.mynavi.jp/article/20180213-584004/
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