部下のやる気を引き起こす「ペップトーク」とは?
こんにちは。
株式会社ライフデザインワークスの本田です。
会社でのプレゼンや商談を控えている同僚や大事なスポーツの大会等でチームメイトのやる気に火を付けたいときはありますよね。
また、会社でのプライベートでも本領を発揮できる組織やチームを作りたいという方は多いのではないでしょうか。
そんな時に相手のタイプや状況に合わせて、やる気に火をつけることが出来る技術「ペップトー」を今回紹介します。
1.「ペップトーク」とは?
まず、ペップとは英語で「元気・活気」の意味で、本番前に緊張し身震いする選手に向かって、心に火をつける言葉掛けのことをペップトークといいます。
アメリカのスポーツ映画で試合前の監督が選手に向かって、鼓舞をするシーンを見た事がある人がいると思いますが、それをイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
2.ペップトークの4つの手順とは?
次に、ペップトークの手順をわかりやすく次の4つのステップにまとめます。
①受容(事実の受け入れ)
②承認(とらえかた変換)
③行動(してほしい変換)
④激励(背中のひと押し)
上記の順番に沿って励ましていくと、緊張や不安のさなかにいる相手が、緊張を解き、本来の力を発揮できるようになります。
次にステップを細かく見ていくと、まず①に関して、
相手が受け入れ態勢に入っていないと、自分の言葉が相手に入っていかない事が多くありますよね。
そのため、最初の「受容」のステップで、受け手の状況や感情をじっくり観察して見極めることが必要になります。
相手が緊張しているようでしたら、「この状況だったら緊張するよね。私もそういう時に緊張していたな。」というように相手と同じ目線に立つことによって、相手と真の意味で共感を取れ、相手の感情のイエスを取ることができます。
②では、
物事の捉え方を変えることで出来事の意味を変える「リフレーミング」といった技術を活用すると効果的です。
先ほどの例で「緊張することは本気の証拠だよ」というような発想転換を促すことによってこの「リフレーミング」 が引き起ります。
ペップトークではこれに加えて、「ベストを尽くそう」「楽しんでおいで」と、相手に成功をイメージさせて③の「行動」を促します。
共感、発想の転換、行動の3つがセットになっているので、相手の心が動きやすいんです。
そして、その状態で最後に④の「背中押し」するという流れです。
3.最後に。
このペップトークは、スキル的に捉えてステップ通りに話をするというよりは相手が持っている力をフルに出せるようにエンロールメントする事が大事です。
オーナーの畠山からもよく言ってもらう、
「今の状態で100点満点」という言葉の様に、足りないものを見るのではなく今あるものに目を向けるさせる話をすることがこのペップトークなのではないかと思います。
また、これは相手だけでなく自分に対しても有効だと思いますので、勇気付けが必要な際には自分自身に4つのステップを元にセルフペップトークをすることもいいかもしれません。
みなさんもここぞという時に同僚、部下もですが自分自身に実践してみてはどうでしょうか。
私自身もやっていきます。
【出典】
https://www.flierinc.com/interview/interview081
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